きく いむ し。 リンゴ樹を加害するキクイムシ類の種類と防除

キクイムシの発生原因、対策について教えて!

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概要 [ ] 夏場に被害が目立つようになる。 樹木の周囲に、穿孔によって排出された木のくず(フラス)が散乱することも特徴である。 樹種は、、類が対象となりやすく、しばしば大量発生と衰退を繰り返す。 人里から離れた奥山の旧薪炭林の他,里山でも被害は見られる。 昆虫が病原体を運ぶことが、マツ材線虫病(松くい虫)の被害と共通しているが、両者に関連性は無い。 本種は「養菌性キクイムシ」と呼ばれるグループに属し、幹に掘ったトンネル(孔道)の内壁に繁殖した菌類(酵母)を食べて生活している。 体には、と呼ばれる菌類を保持する特殊な器官があって、枯れた木から生きている木へと菌類を運ぶ。 本種と強く結びついている菌類としては、カビの仲間である Raffaelea quercivora (俗に「ナラ菌」と呼ばれる)がよく知られる。 本種による影響の例として、の「」で知られるなど連峰では、からまでの6年間に亘り、本種の影響と見られるの被害が拡大している。 対策 [ ] 対策として、被害木を切り倒して燻蒸する伐倒処理があるが、被害本数が多い場合は現実的ではない。 殺菌剤を幹に注入し,カシノナガキクイムシの穿孔を受けても,病原菌を樹木内に蔓延させない方法もあるが,予防効果は高くない。 幹をビニールシートで被覆したり,コーティング剤や殺虫剤を塗布して,カシノナガキクイムシの攻撃を回避する方法があり,韓国における同様の被害では,粘着シートの被覆が実施されている。 被害が拡大しても、全ての樹木に被害が出るわけではないこと、また、被害木の周囲でが行われることから、山が丸裸になることはない。 このため,なにもせずに放置するという選択肢もある。 ただし,貴重な森では,専用に開発されたトラップでカシノナガキクイムシを大量捕獲する方法と,他の防除法を組み合わせた総合的な防除が実施され,御神木のような貴重木が守られているケースもある。 参考文献 [ ]• ・渡辺泰明解説、写真 『甲虫』 〈新装版山溪フィールドブックス〉、2006年、。 脚注 [ ] [].

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リンゴ樹への食入は 4月中旬から始まり盛期は開花中であった。 またアセトアルデヒド、エタノールによる 誘引が認められた。 防除では殺虫剤の枝幹への塗布による予防防除、孔中への注入による 防除が有効であった。 秋田県果樹試験場・鹿角分場 [連絡先] 0186-25-3231 [部会名] 果樹 [専門] 作物虫害 [対象] 果樹類 [分類] 指導 [背景・ねらい] 秋田県では昭和59年頃から、わい性台樹がキクイムシ類の加害によって枯死する被害が 発生し、年次による発生量の多少はあるものの、県北地域で発生園が拡大している。 本害虫はリンゴにおける発生生態が不明なため有効な防除対策がなく、防除法確立のため加害種の同定及び発生生態の解明が求められた。 [成果の内容・特徴]• リンゴ樹への食入が確認された種はハンノキキクイムシ、サクセスキクイムシ、 ニレザイノキクイムシ、タイコンキクイムシ、カシワノキクイムシ、 リンゴザイノキクイムシ 仮称、新種 の6種で、すべて養菌性のアンブロシアビートル であった。 越冬は前年食入した孔道内で成虫態で行われ、越冬成虫のリンゴ樹への食入は4月中旬 からで食入の最盛期はリンゴの開花中であった。 第一世代のふ化は6月始め頃からで、リンゴ樹からの成虫の脱出は7月中旬からと 思われた。 食入部位は木部が露出したところやその上部、腐らん病病斑部など樹皮の 水分量が少ないところに多かった。 誘引源としてアセトアルデヒド及びエタノールを枝幹に塗布したところ、食入が多数 認められ誘引源になりうると思われたが、定着率は低かった。 また、エタノールの方が食入数が多かった。 被害樹に対して枝幹へのMEP剤の塗布処理により、食入防止効果が認められた。 エアゾールタイプの殺虫剤による孔の外からの噴霧では生虫が認められ効果がやや劣り、 孔中への注入処理はその後の木屑排出も認められず効果が高かった。 [成果の活用面・留意点]• 被害樹への処理は食入後の期間が長くなると随伴菌の繁殖につれて樹勢が衰弱するため、 発見後直ちに処置する。 [その他] 研究課題名:リンゴ樹を加害するキクイムシ類の生態と防除に関する試験 予算区分 :県単 研究期間 :平成4年度 昭和63〜平成4年 研究担当者:大隅専一・水野 昇 発表論文等:リンゴ樹を加害するキクイムシ類の生態、東北農業研究、第42号、1989.

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昆虫綱甲虫目キクイムシ科Scolytidae(Ipidae)の昆虫の総称。 全世界に約7000種が分布し、日本からは約300種が知られる。 植物のほとんどの部分につくが、主として伐倒木、衰弱木、枯れ木の樹皮下や材を食害し、森林のみならず果樹園、庭園の重要害虫を含む。 体長は0. 8~11ミリメートル、多くは3ミリメートル前後。 体は円筒形、強固で赤褐色ないし黒色。 頭は小さく、前胸の下に隠れて上部から見えないか、わずかに露出する。 触角の先端は球桿 きゅうかん 状に広がる。 脚 あし は短く、脛節 けいせつ は扁平 へんぺい で外縁に歯状突起があり、その先端に鉤 かぎ 状突起をもち、 節 ふせつ は5節で第4節は微小。 ゾウムシ科に近縁で、その亜科として扱う学者もあるが、一般にキクイムシ科は口吻 こうふん が短い。 大部分の種は、生態面から樹皮下キクイムシとアンブロシアキクイムシとに分けられる。 前者は、親虫が樹皮下の靭皮 じんぴ 部に沿ってあけた孔道 こうどう (母孔)に産卵し、幼虫は母孔から直角に靭皮部を食べ進み、先端で蛹化 ようか して成虫になると個々に脱出孔を外にあける。 これらは衰弱木だけでなく、生息数が増加するとヤツバキクイムシのように生立木も加害する。 後者は生丸太の害虫として知られ、材中深くにあけた孔道の中にアンブロシア菌と俗称される不完全菌類を繁殖させる。 幼虫はこの菌を食べて育ち、成虫になると親虫の潜入した孔 あな から脱出する。 この孔道はピンホールとよばれ、材価を著しく低下させる。 この類の雌雄の割合は、種によって一雄一雌性、一雄数雌性、一雄多雌性があり、巣(食痕 しょっこん )の形も一定している。 クリノミキクイムシはクリの実やイチゴの茎に巣をつくる。 また、俗に松くい虫とよばれるマツの害虫であるマツノキクイムシ、マツノコキクイムシ、キイロコキクイムシなどもこの類である。 なかでもコキクイムシ類は小枝の髄に入って加害する。 キクイムシ類と俗称される場合、広葉樹の枯死木や丸太に加害するナガキクイムシ科Platypodidaeも含まれる。 この類は体が細長く、頭は幅広く、脚の 節が長い。 これらは、すべての種類が材中にピンホールをつくり、アンブロシア菌を繁殖させて生育する害虫で、日本からは18種が知られている。 なお、キクイムシとよばれる昆虫にはラワン材の家具に孔をあけて大害を与えるヒラタキクイムシ科Lyctidaeなども含まれる。 [野淵 輝].

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