風邪 薬 と 葛根 湯。 インフルエンザにも効く漢方薬の選び方。「風邪には葛根湯」だけじゃない

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風邪 薬 と 葛根 湯

風邪じゃないのに葛根湯が効く? 葛根湯は、風邪薬として用いられる非常にポピュラーな漢方薬です。 葛根湯の持つ効能は、頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う感冒、鼻風邪、熱性疾患の初期、炎症性疾患(略)などとなっていますので、本来は風邪薬と特定されているものではないようです。 花粉症に用いている人もいるようですが、実際に効果はあるのでしょうか。 花粉症に対しては、効き目は穏やかではありますが、主に鼻症状に効果があります。 注意点としては、「麻黄」という生薬にはエフェドリンが含まれていますので、心臓病やその他循環器系、消化器系に疾患のある人は注意が必要です。 また、「甘草」の成分により血圧が上昇することがあります。 風邪のひき始めに使用する場合と同様に服用します。 漢方薬局で処方してもらうなら、「葛根湯加川芎辛夷」がおすすめです。 葛根湯に川芎(せんきゅう)・辛夷(しんい)という漢方を更に加えることにより、鼻の症状、中でも鼻づまりが軽減し楽になります。 鼻炎が慢性化して症状が重い時、副鼻腔炎を起こしている時にも有効です。 葛根湯は「比較的体力のある人」の使用に向く、という注意書きがあります。 虚弱体質の人や高齢者に合った漢方もありますので、てっとりばやく葛根湯、と決めつけず、薬剤師に相談して適切に使用してください。

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柴胡桂枝湯の効果と副作用。長引く風邪や胃腸に効く漢方薬

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日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。 現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。 妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 授乳中に風邪をひいても、赤ちゃんへの影響が心配でなかなか薬を飲めませんよね。 しかし、授乳中であっても、育児疲れがたまっていると抵抗力が落ちて風邪をひきやすくなりますし、またいくら気をつけていても風邪をひいてしまうこともあります。 そこで今回は、授乳中に風邪薬を飲めるのか、葛根湯や市販薬の服用や、風邪をひいてしまったときの薬に頼らない治し方についてまとめました。 授乳中に風邪薬は飲める?パブロンやルルなどの市販薬は? 授乳中は市販の風邪薬を「絶対に飲んではいけない」というわけではありません。 市販薬に書いてある授乳中に関する注意書きは、予防的な観点から記載されているものがほとんどです。 例えば、パブロンゴールドA(大正製薬)や新ルル-A錠s(第一三共ヘルスケア)には「授乳中の人は本剤を服用しない、もしくは本剤を服用する場合は授乳を避ける」という注意書きがあり、授乳中のママは飲むことができないとされていますが、用法・用量をきちんと守っていれば、授乳中のママが飲んでも、大きな問題が起こるとは考えにくいでしょう。 そうとはいえ、体調や体質、置かれている状況には個人差があるもの。 授乳中に風邪をひいたら、自己判断で市販薬を服用することは避け、まず病院を受診し、薬を処方してもらうのが一番です。 それでも、どうしても市販薬でなんとかしないといけない状況であるならば、薬剤師さんに相談のうえ、「使用上の注意」欄に「授乳中の使用」についての注意書きがない薬を選ぶようにしてください。 薬の成分や添付文書の内容は変更になる可能性があるので、最新の情報を常にチェックし、使用上の注意をみる癖をつけましょう。 関連記事 授乳中に飲める市販の風邪薬は?カフェインにも注意 授乳中の風邪薬はカフェインの含有量にも注意が必要です。 カフェインを含む風邪薬を飲んだことによって、母乳を通じて赤ちゃんがカフェインを摂取する可能性があります。 赤ちゃんはカフェインへの感受性が高く、摂取量によっては興奮して落ち着きがなくなったり、眠れなくなったりするので、授乳中のママには注意が必要です。 ちなみに、授乳中のカフェイン摂取に関しては、1日2~3杯のコーヒーくらいの量であれば問題はないとされています。 カフェインが含まれている風邪薬 例えば、新エスタックW(エスエス製薬)やパイロンS(塩野義製薬)は授乳中の使用についての記載はありませんが、カフェインが含まれています。 カフェインが含まれていない風邪薬 パブロン50(大正製薬)や鼻風邪に効くストナリニS(サトウ製薬)、咳や痰に効能があるコンタックせき止めST(グラクソ・スミスクライン)は、授乳中に関する記載はなく、カフェインも含まれていません。 手軽に購入できる市販薬は、育児中のママの強い味方ですよね。 ただ前述のとおり、注意書きは改定されることもあるので、ドラッグストアや薬局で薬剤師さんに相談しつつ、注意書きを良くチェックしてから購入するようにしてくださいね。 それでも授乳中の服用が心配であったり、風邪の症状が重いとき、時間と気持ちに余裕があるときは、きちんとお医者さんに診てもらったうえで、母乳に影響のない薬を病院で処方してもらうのが一番安心ですよ。 関連記事 授乳中に漢方薬は飲める?葛根湯は? 漢方薬は、西洋薬に比べて安全だというイメージがありますが、薬によっては食欲不振などの体調不良を引き起こすこともあります。 漢方薬は、個人の体調や症状に合わせて漢方の専門医に処方してもらうことで最も効果が出る薬なので、できればお医者さんや専門医に診てもらったうえで処方してもらいましょう。 また、葛根湯は授乳中でも飲めるとされている薬で、乳腺炎にも効果を発揮するといわれています。 漢方のなかでも比較的効き目がおだやかなので服用しやすいと有名な薬ですが、風邪の引きはじめでないと効果が出ないといった注意点もあります。 葛根湯でも、できれば市販されているものではなく、処方してもらうと安心ですね。 関連記事 授乳中の風邪の薬に頼らない治し方は? 母乳に影響がない薬があるとはいえ、どうしても風邪薬に抵抗がある人や産後体質が変わって薬が合わなくなる人もいます。 そのようなママには、民間療法で風邪を治すことをおすすめします。 症状がひどくなると治るのに時間がかかるので、「風邪かな?」と感じた時点ですぐに対処することが大切です。 いちに休息 風邪を引いたと思ったら、症状が回復するまではできるだけパパやおじいちゃん・おばあちゃんに赤ちゃんのお世話をお願いしましょう。 少しでも睡眠をとって、とにかく体を休めることです。 悪化すると、より周りの人の協力が必要になってしまいますよ。 症状が軽い初期の段階でも無理せず、「早く治す」ことが一番です。 体を温める 寒気を感じたり、だるさを感じた風邪の引きはじめ時点で、体を温めましょう。 温かい飲み物で体の内側を温め、首・足首・手首を温かくして布団に入ります。 発熱して汗をかいたら、こまめに着替えて体を冷やさないよう心がけ、汗で失った水分をたくさんとってくださいね。 暑さを感じたら、首元・脇の下・太ももの内側を氷枕や冷却ジェルシートなどで冷やします。 暑いのを我慢してさらに温めると、かえって体力を消耗してしまいますよ。 滋養のある食事を摂る 風邪のときの食事には、滋養効果の高いにんにくや体を温める根菜類のスープなどがおすすめです。 消化の悪いものや刺激の強いものは胃腸に負担をかけるので避けましょう。 どうしても食欲がないときはあまり無理をせず、少しずつ食べてくださいね。 咳には、はちみつ・大根・パイナップル! はちみつには抗菌作用のある酵素や咳止めに効くポリフェノールが含まれています。 そのまま舐めるのも良いですが、はちみつ大根を食べるのがより効果的です。 大根には喉の炎症を抑える効能がありますよ。 パイナップルにも喉の炎症を抑える酵素が含まれ、ビタミンも豊富なので風邪に良い食べ物とされています。 はちみつ入りのフレッシュパイナップルジュースなら、食欲がないときでも飲みやすそうですね。 関連記事 以上、薬に頼らない治し方をご紹介しましたが、風邪の症状が重いときや長引くときは、一時的に母乳をストップして薬を飲む決断も必要です。 薬を飲むのを我慢して症状を長引かせてもママ自身が大変ですし、赤ちゃんや家族に風邪をうつすリスクも上がってしまいますよ。 風邪をひきやすい授乳中のママは、予防が大切 授乳中は、赤ちゃんに栄養を与えないといけない上に、子育てが大変な時期です。 まとまった睡眠をとりにくく、育児の疲れから抵抗力が弱まった状態で、いつもより風邪をひきやすくなっています。 風邪が流行る時期などは特に予防が大切ですよ。 出かけるときはマスクをし、外から帰ったらしっかり手洗い・うがいをしましょう。 また、毎日栄養バランスのとれた食事と十分な水分をとり、規則正しい生活習慣を心がけてくださいね。 布団の中で横になるだけでも体を休められるので、育児疲れを感じているときは、家事はそこそこに、赤ちゃんと一緒に昼寝するなど、できるだけリラックスした時間をつくってくださいね。 ママの健康は家族みんなにとっても大切 産後のママは心身ともにストレスが溜まっているうえに、自分自身の不調やケアはつい見落としてしまいがちです。 しかし、ママが健康でいることは、ママ自身のためだけでなく家族全員にとっても大切なことです。 少しでも体調の変化を感じたらすみやかに対処し、ママ自身や赤ちゃんだけでなく、家族全員が健康で過ごせる毎日を心がけてくださいね。

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風邪症状に効くだけじゃない!~葛根湯~

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1. 漢方薬とは? 1-1. 歴史 薬草の栽培など薬に関する記録は紀元前、古代文明の頃からあります。 植物の草や根、木の皮、動物、鉱物などの生薬について調査して、まとめ上げられた「神農本草(しんのうほんぞう)」は中国医学の基礎を築いたとされています。 この「神農本草」は中国の炎帝、神農が書いたとされていますが、実際には後漢の名医である張仲景が関わっていたのではないかと思われます。 張仲景は実用的な漢方の古典である「傷寒論」も遺しています。 日本では「傷寒論」を土台に日本独自の「実験漢方医学」が江戸時代初期に樹立されました。 明治時代にはドイツ医学が導入され漢方医学は葬られた形となりましたが、臨床実績で優れた点を見直され、1976年(昭和51年)から保険適用されるようになっています。 現在、日本薬局方では漢方薬の成分である生薬の薬理成分同定や試験法、規格が定められています。 1-2. 漢方における「証」 西洋医学における薬では、どのような病気に効くのかという適用疾患が薬の添付文書などに記載されています。 漢方薬では適用疾患に加えて、どのような状態の人に効くのかという「証」があります。 「証」とは病気を跳ね返す体力が有るのか無いのか、病気の初期で体が熱っぽいのか病気が続いていて体力を消耗しているのか、新陳代謝が盛んなのか落ちてるのかという状態の事です。 それらの状態と病気に応じて漢方薬は処方されます。 1-3. さらに各生薬成分中の薬理活性物質も複数あるので、薬理作用は複合的で複雑となります。 長い年月の臨床経験や分析結果によって、漢方薬は薬として医療に用いられています。 1-4. 効果を発揮する時間 漢方薬は即効性が無いと信じている方も多いのですが、例えば喘息やアレルギーに効果を示す小青竜湯には即効性が期待できます。 生薬成分の中で低分子な物質は吸収が速く、麻黄中のエフェドリンや生姜中のショーガオールなどは服薬2時間程度で血中濃度が最高値に達します。 1-5. 副作用 漢方薬は安全性が高いですが副作用が無いことはありません。 20種類以上の漢方薬において咳や発熱の症状を示す間質性肺炎という重篤な副作用の恐れがあります。 また約7割の漢方薬に含まれる甘草は、服薬している全ての漢方薬に含まれる甘草の合計量が2. 5gを超えると、偽アルドステロン症と呼ばれる副作用の懸念があります。 葛根湯や桔梗湯にも甘草が含まれているため偽アルドステロン症については後述します。 2. 葛根湯とは? 2-1. 葛根湯の作用と効果 葛根湯は7種類の生薬を水のみで煎出して乾燥させた漢方エキス製剤です。 各生薬成分の含有量と用途を下表にまとめています。 生薬名 1日用量の含まれる量(g) 用途 葛根(かっこん) 4. 0 解熱、鎮攣 大棗(たいそう) 3. 0 鎮静、鎮痛、強壮 麻黄(まおう) 3. 0 咳を鎮める、痰を切る、発汗、解熱 甘草(かんぞう) 2. 0 咳を鎮める、痰を切る、鎮攣 桂皮(けいひ) 2. 0 胃を丈夫にする、血液循環促進 芍薬(しゃくやく) 2. 0 消化管や子宮の痙攣を鎮める 生姜(しょうきょう) 2. 0 鎮攣、解熱、鎮痛、鎮咳 以上の生薬を組み合わせた葛根湯は、比較的体力のある人が汗を掻いていない状態で訴える頭痛、発熱、悪寒、肩こりの症状に効きます。 病気としては風邪、発熱、肩こり、じんましん、上半身の神経痛や炎症(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ節炎)などです。 葛根湯は日本の4施設で、136名の風邪に罹った患者の症状を改善したという臨床試験の報告があります。 また肩こりの患者40名に2週間から8週間の服用で効果が認められています。 2-2. 葛根湯の使い方 成人に対して1日7. 症状や年齢に応じて服薬量は増やしたり減らしたりします。 漢方薬の生薬として多く用いられている甘草は、腸内細菌により分解されて薬の効果を示す成分グリチルリチンに変わります。 腸内細菌は食べ物の分解にも関わるため甘草と食べ物が腸の中に一緒に存在すると、腸内細菌が食べ物の分解に取られグリチルリチンが出来にくくなるのです。 そのため漢方薬は食前や食間などの空腹時に服用することで効果を発揮します。 その他にも大黄や人参という生薬も甘草と同じ理由で食べ物が腸内に無い方が効果を発揮しやすく、生薬の麻黄は空腹時の服用で副作用が出にくくなります。 空腹時に漢方薬を服薬する理由は、以上の理由に依ります。 2-3. 葛根湯の副作用と注意点 甘草を含んでいるため血液中のカリウムが低下することや血圧が高くなる偽アルドステロン症という副作用には注意して下さい。 これらの症状が認められた場合には医師の指示に従い葛根湯の服薬を中止します。 また葛根湯に含まれている麻黄の薬理成分であるエフェドリンは交感神経を興奮させます。 そのため体が弱っている方や胃腸虚弱、循環器や腎臓に重い病気をお持ちの方は症状を悪化させることがあるので注意が必要です。 3.桔梗湯とは? 3-1. 桔梗湯の作用と効果 桔梗湯は甘草(かんぞう)と桔梗(ききょう)の2種類の生薬から成る漢方薬です。 1日用量中に甘草は3. 0g、桔梗は2. 0gが含まれています。 甘草は咳や痙攣を鎮めることや痰を切る効果があります。 桔梗は痰を排出するために用いられます。 これらの生薬を配合した桔梗湯は扁桃炎や扁桃周囲炎など喉が腫れて痛む症状に効果を発揮します。 3-2. 桔梗湯の使い方 成人には1日7. 症状や年齢に応じて服薬する量は増減させます。 漢方薬は生薬を煎じたものをスプレードライ製法などによってエキス製剤としたものです。 煎じ薬の服用法どおりにするならば、熱湯で溶かしてから人肌に戻して服薬するのが望ましいです。 しかし、忙しい方は無理があるため、水やぬるま湯で薬を服薬するのが現状です。 3-3. 桔梗湯の副作用と注意点 桔梗湯に含まれる甘草の量が多いため薬理成分のグリチルリチンにより血液中のカリウムの低下や血圧の上昇などの偽アルドステロン症には注意しなければなりません。 アルドステロン症と診断されている方や血中のカリウム値が基準値より低い方は桔梗湯を服薬してはいけません。 また低カリウム症により手足の痙攣や麻痺などのミオパチーが起こります。 既にミオパチーの症状のある方にも桔梗湯の服薬は禁じられています。 4. 葛根湯と桔梗湯の違い これまでの説明でお分かりのように、葛根湯と桔梗湯は構成している生薬成分が違うことの他に、風邪のひき初めで悪寒や頭痛などがある場合には葛根湯を、主な症状が喉の痛みである方は桔梗湯を服薬します。 両方の症状が認め認められる場合には葛根湯と桔梗湯の両方が処方されます。 このような薬の用いられ方の違いの他にも、葛根湯は飲み始めに少し甘味を感じますが後に苦く辛くなってくるのに対して、桔梗湯は甘いという点が違います。 5. 終わりに 今回は薬の添付文書とインタビューフォーム、今日の治療薬2019、生薬学(津村研究所所長・三橋博編集)を参考に漢方薬全体についてと、葛根湯と桔梗湯という2種類の漢方薬について、まとめてみました。 漢方薬は風邪の他にも痛みや心身疲れ、不眠、食欲不振などにも用いられます。 その使われ方と注意点に気をつけて服薬してください。

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